雨ばっかりのこの頃、昨日だけはすっきり晴れた。
午前中は映画「日本と原発」
http://www.nihontogenpatsu.com/
監督は福島原発告訴団代理人の河合弘之弁護士。
タイトルは硬いが、福島の原発事故の経緯から東電・政府の対応、原発の構造等々がとてもわかりやすく描かれている。
専門的な知識の全くない人にも理解できる内容だ。
どんなことでも、時が経てば記憶も薄れ個人の偏った印象だけが残っていくもの。
あらためて自分の中で整理するのにもいい映画だった。
いろんなひとに観てほしいと思う。
国や東電相手に裁判!?と少々引いていた私だが、
映画に出てきた、大飯原発差し止め訴訟(2014年5月に勝訴)の判決文を読んで認識を新たにした。
「・・・・たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流失や喪失というべきではなく、
豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが、国富の喪失であると当裁判所は考えている。」(ここは映画にはでてこないけど、私が抜粋)
「被告は原子力発電所の稼動がCO2排出削減に○(画面を写真に撮ったけど読めなかった)
すもので
環境面で優れている旨主張するが、原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、
福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害・環境であることに照らすと、環境問題を運転再開の根拠とすることは
甚だしい筋違いである。」(大飯原発3・4号機差し止め請求裁判判決文9より引用)
いいこというなあ〜!
「2015年告訴」参加申し込みを受け付けているようです。(3月31日まで)
福島原発告訴団
さて昼からはデモスタート。
月に1度やっている、いつものコースだけど今回は車道デモ。
デモの”先輩”達に言わせると、「歩道を歩くなんて、デモじゃない!」
しかしおとなしい私たちには不慣れなことで、すぐ歩道に寄ってしまう。
「あ、車道歩いてもいいんだった。」
四電前
デモのあとは集会
基調報告では久しぶりにとのの話を聞いた。
本を出したそうです!
メガソーラーとかいっぱいできているけど
太陽光発電でできた電気は不安定で蓄電しないかぎりほとんど使えないという。(買い取った分を無駄にしても、大手電力会社
にはなんら影響ないんだって)
金儲けでやっている人たちの「自然エネルギー」とか「環境にやさしい」とかいう甘い言葉にだまされないように!
という厳しいお言葉をいただいた。
村で電力会社を立ち上げていろんな形で電力をつくり(風力・太陽光・バイオマス等)村の収入にしているというドイツの例をTVで観たが、宮古島や北海道でも進んでいるらしい。
過疎地の新たな産業としてさっさとやってほしいよね!
映画観れるといいですね。