うちのもみじもようやく色付きはじめた。
だいぶ前になってしまったが、(すぐ書けずにたまってしまう、このごろ・・・)
自主上映の映画を観に行った。
ようやく独立を勝ち取った東ティモールのひとびとの話
実際、2002年の独立当時の状況はほとんど知らなかった。
日本政府がインドネシアに資金援助し(4兆円近くも!)
それが東ティモールの人たちを
大量虐殺する武器を買うことに使われていたことも。
それもティモール周辺海域に眠る地下資源の確保のために。
ほんと昔からろくなことしてないよね。
このドキュメンタリーで心に残るのはひとびとの明るさ、賢さだ。
家族や友達を殺されても誰も「怒り」とか「恨み」という感情をもっていない。
「悲しみは消えない」けれど、独立の為にはあきらめない。
それは健康に対する観念に由来するようだ。
「怒りは身体の循環を滞らせる」ので、まず瞑想をしてから薬をもらうとか。
ひとびとのなにげない言葉が、今の日本人には鋭いメッセージとなる。
メモしてたけど、全文正確に書けなかった・・・・ので一部わたしのつけたし
「大地を敬い、(大地とともに生きれば)ひとは絆を持てる。」
「敵はとてつもなく大きな力で、自分たちは数少なくても
命に添った仕事、暮らしをしていたら
目に見えないひとたちが守ってくれる」
経済成長=しあわせ ではないことを
東ティモールのこどもたちのとびきりの笑顔が証明してくれている。
日本もいいかげんそれに気づいて
先進国?めざして突っ走っている他のアジアの国々に教えてあげる立場なのになぁ。
監督のお話もおもしろかった。
彼女だから作れた映画だ。
東ティモールのひとたちの意に添って、劇場公開でなく自主上映にしたという。
ぜひ、多くのひとに観てほしい。
独立当時のこと 知りたかったら読んでみてください
「いつかロロサエの森で」南風島 渉(はえじま わたる)/コモンズ