あまり気にも留めずに過ごしていたことが実は思い違いだった、というはなし。
その1
矢井賀の松尾神社のすぐ脇に幹が赤い木がある。
赤松だろうと勝手に思っていて詳しく見たことがなかった。
お祭りの日、よそから来たひとが「あれはなんの木ですか?」と聞いている。
「ばくちの木だよ。」と地元のおじさん。
そんな名前の木があったんだ、初めて聞いた。
よく視ると葉っぱが全然違うわ、赤松と
それってこの地域の呼び名だよね、正式名はなんだろう?
と調べてみると意外にも・・・・
「博打(ばくち)の木」 バラ科、別名/毘蘭樹びらんじゅ
・・・・・・正式名だった。
絶えず古い樹皮が長さ数10センチ程度のうろこ状にはがれ落ち、黄赤色の幹肌を現す。
博打に負けて衣を剥がれるのに喩えたもの。葉から「ばくち水」と呼ばれる液を採り、沈咳・沈静の薬とする。
岡山県では絶滅危惧種に指定されている。
へ〜、実は珍しい木だった。
その2
読み方間違ってた!はいっぱいある。
活字ではお馴染みだが声に出して読んだことが無かった漢字。
種苗/しゅびょう (たねなえだと思っていたわ)
宿根/しゅっこん (え、やどねじゃないの!)
高知に来たばっかりの頃、「司牡丹」の看板はよく見ていたが、
「佐川のつかさぼたん」ってボタン屋さんだと思っていたわたし。
最近、「子供の頃習ったのと違っている!」を発見。
ニンジンなどの緑黄色野菜に多く含まれているアレよ、アレ。
調べてみると「カロテン」とある。
え〜、たしか「カロチン」て習ったはずなのに。
おそるおそる同年代の友人に聞いてみる。
やっぱりそうだった。(よかった・・・わたしだけじゃない。)
スペルを調べてみるとcaroteneどっちかというとカロティーンである。
なーんだ、昔は発音悪かっただけじゃないか。
まだまだいろいろ恥ずかしいことが出てきそう、
ていうか出てきます。
それでも矢井賀の日は昇る